[069]「本来お金は人間の生存には何も価値を持っていない」
第10章 無意識を見つめる P239

お金は食べることができない
物質的には紙幣は紙で硬貨は金属だ
そして預金通帳の数字は物質ですらない
だからお金だけでは使い道はなく
身の危険が迫ったときには役にたたない

お金とは何かが生みだす影のようなものだ
実体があるから影は落ちるものだが
それがどんなに価値あるものだとしても
その実体はなくて影だけしかないのならば
私たちはその影だけを欲しいと思うだろうか

それにもかかわらず今の社会では
お金は精神安定剤となっている
ないと不安になるがあると安心する
お金を欲しいと誰もが思うが
本当に欲しいのはお金と交換できる価値だ

影のようなお金だけが一人歩きする世界では
影を追いかけても実体に辿り着けず
実体はないのに影が失われることを怯える
だからお金は本当は精神安定剤ではなく
むしろ私たちの精神を不安定にさせている

影だけをみつめて実体を確かめずにいると
本当はそこにはなにもないのに
大きく膨らんだ影だけが落ちていることに
気づくことができないかもしれない
お金だけでは生きていけないのだ

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