[030]「どういう情報を与えるかによって風景は操作される。」
第6章 日常を冒険する P141

どこかへたどり着こうとするときは
そのための手がかりを求めて
周りに目を向けるようになる
目的のために何かを眺めると
風景は単なる情報に変わる

情報はときに体験を貧しくする
前もって情報を持っていると
その情報にそって体験が導かれ
本当は感じているはずの豊かなものが
削ぎ落とされて単純なものになる

情報とは目的に応じて生まれるものだ
だから目的が消えれば情報は役に立たない
だが情報が先にあふれる今の世界では
情報によって目的がつくられることに
私たちが気づくことは少ない

色メガネを通して眺めたものを
私たちは世界だと理解しているが
その色は必ずしも自らの選択ではなく
誰かの意図が差し込まれていることもある
それを見やぶるのはそう簡単ではない

望むと望まざると私たちの目は
もともと情報によって曇っている
だから風景を目で見ることをやめて
自分が風景そのものになるときに
本当の姿が観えてくるかもしれない

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